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星の数ほど興味津々

starryday.exblog.jp

海・月・車・わんこ・酒・女を愛する男のブログ

今起きている現実

現在、アフガニスタンやイラクでは、
対テロ戦という戦闘行為が日々繰り返されている。
アルカイーダなどのテロ組織を撲滅するという名のもとに・・・・。
そして米国のオバマ大統領が推進する、ある作戦が急激に拡大しつつある。

プレデターとリーパーって名前をご存知だろうか?
これは米国が開発し現在実戦に拡大投入している無人飛行機の名前。
既にこの無人機だけの編隊も実在する程に利用されている。

この無人機は作戦地域の飛行場に配備されそこから昼夜を問わず出撃する。
機体は静音設計で各種モニター装置や攻撃兵器を搭載でき、
それらを駆使してターゲットに密かに接近し自在に攻撃することが可能。
もちろん、無人なので仮に撃墜されたとしても米国側の人的被害は一切ない。

ところが無人機故に攻撃精度に問題があり誤爆やターゲット近くの民間人をも
巻き込んでしまうケースが多く、現地では既に多くの民間人がこの無人機の
攻撃によって亡くなっているそうな。

そしてなによりも私が驚いたのは、この無人機を一体誰が操縦しているのか?って点。
それはなんと米国本土の基地に勤務するオペレーターなんだそうだ。

無人機と基地の間は衛星回線でリンクしており、オペレーターは
操縦コンピューターを使って米国本土から無人機を操縦している。

つまり、この無人機を操る兵士は、戦場に行くことも現場を知ることもない。
平和で安全な自国内で普通に暮らし、ごく当り前に自宅から基地へ出勤する。
そして遠く離れた人々を戦争という名のものにシステムを使って攻撃し、
勤務が終われば自宅に帰って、彼女とデートしたり家族団欒で食事が出来る。

攻撃された現場ではターゲットのテロリストだけでなく民間人が巻き添えとなって、
亡くなったり地獄の苦しみに耐えているかも知れないというのに・・・・・。
その攻撃を実行した本人は、戦場とはまったく無縁な場所でごく普通の生活をしている。
もしかすると戦争がゲーム感覚に陥ってしまう危険性だってあるかも知れない。

元々戦争に善悪なんてなく悪でしかないとは思うけど、
いくらなんでもこんな機械対人みたいな戦い方がが許されていいのだろうか?
俺にはこれは戦争ではなく圧倒的なテクノロジーの差による「殺りく行為」としか思えない。

こんなことしてたら、被害にあった人々の反米感情は募る一方だろうし、
極論テロリスト側につく人を米国は自ら増やしてるようなもんじゃないのか?

しかし世界の先進国では今、この無人機開発がとても注目を浴びているようだ。
なんで人って生き物はこんなに愚かなんだろうか・・・。

こんなことやってたら映画のターミネーターみたいな時が現実としてやってくる日も
そんな遠い先ではないのかも知れないなぁ。

プレデター
http://ja.wikipedia.org/wiki/RQ-1_%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%BF%E3%83%BC
リーパー
http://ja.wikipedia.org/wiki/MQ-9_%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC
by white-rain | 2010-04-30 18:26 | なにげに思うこと

by white-rain