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星の数ほど興味津々

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海・月・車・わんこ・女 を愛する男のブログ

どんと

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和歌山県御坊市にあるとある漁港
まだ暗いうちから地元の漁師が出漁前にここへ来て、
小高く積んである廃木材の塊を数個と、着火用の自家製の
オイルまみれの粉を放り込んで火をつけてどんとを始める。
しばらくすると煙が空にあがり明るい炎となり、
ドラム缶全体が赤く染まりだす。
ここには大気汚染や環境破壊という概念はない。
寒いからどんとをする。そしてその周りに人は集まり暖をとる。
恐らくずっと昔から変わらない漁師漁港のスタイルだろう。

集まった漁師や釣り人同士で、今日の海の気象状況や
とれる魚の話、その他いろんなことを笑顔で雑談として交わす。
これがこの漁港で毎日繰り返される日常の情報共有のシーン。

私が小さい子供の頃、日本の高度成長期と言われた時代には、
住宅地の建築現場や商店街の広場などで、どこでもドラム缶を
使ったどんとや焚火なんて普通に行われていたけれど、
今では大気汚染、環境破壊、火災予防・・・・いろんな点から、
街中で焚火をすること自体がタブーとなっていて、
焚火行為自体を見掛けることはなくなってしまった。

確かにそれらの問題点があるからタブー扱いなんだろうけど、
それと同時に周囲に集まる人々のコミュニケーションの場が
消えたことはなんとも寂しいもんだな。

私は漁港でどんとを囲み漁師や釣り人達と会話する時間が、
とても贅沢で豊かなものに感じた。
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by white-rain | 2011-11-17 04:06 | 星の数々